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治療の症例

“針絡漢®によるアトピー性皮膚炎の治療症例

診療の経過(女子高校生)

高校1年の時に、アトピー性皮膚炎が発症。最初は四肢の関節部に限局性の発疹が見られただけでしたが、次第に炎症が躯体、頭頚部にまで広がり、所々強いびらんと落屑が形成されていきました。 他院の皮膚科で一年以上ステロイド製剤などの多数の治療薬を投与され続けてきましたが、症状は悪化の一途を辿っていました。
アレルギー検査では、多数のアレルゲンが検出されて、IgE抗体は高値を示していました。
かゆみに加えてさらに半年間以上、全身の倦怠感、微熱、うつ状態などが続き、通学も思うに任せなくなりました。
知人の紹介によりDr呉の診察を受け、最重症アトピー性皮膚炎との診断のもとで、早速“針絡漢”療法を開始しました。

最初の3ヶ月間はこれまでの薬との併用調整期間として、できるだけ既存の薬の種類と用量を減らしながら、鍼灸と漢方を主体とした治療ベースへ移行していくように図りました。
それ以降は、ステロイドの使用をほとんどなくしたまま治療を続けました。治療当初は一時的に症状の激しい起伏もよく見られましたが、根気よく治療を続けていくうちに、12月頃から徐々に安定した方向へ向かい始めました。
そして“針絡漢”療法を開始してから約半年後には、写真のように体全体がほとんどアトピー状態から解放されました。
現在も大変順調に経過しています。何しろ薬物は一切常用していないことは、最大の健康の証と言えましょう。

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症例付図:アトピー性皮膚炎 女子高校生

院長のコメント

通常アトピーのようなアレルギー性疾患の場合は、特に症状が急性増悪したり、また治療が難航している時には、ステロイド薬は一つの切り札として重宝されています。しかしステロイド剤の使用は、時として体を取り囲む内在的、もしくは外在的な様々な要素の変化により、むしろ逆効果となり得ます。 例えば本症例の場合のように、一年以上ステロイド薬を投与され続けていたにもかかわらず、むしろ体がどんどん蝕まれていくような傾向は決して珍しいことではありません。 そこでまた、ステロイド薬を使用(増量)→症状悪化→使用→悪化・・・と悪循環のスパイラルに陥ってしまう症例は多々見受けられます。

そこで、当院の治療方針は、
(1) 目先の一時的な治療効果に捉われることなく、少々時間がかかっても薬物、とりわけステロイドの常用から離脱できるような“体づくり”の治療に徹します。
なぜならばアトピーは、体内の免疫機能の破綻から生じた病気ですから、その治療は外部の薬物の力を借りて免疫力の破綻や暴走を無理矢理抑え込むのではなく、むしろその破綻や暴走をいかに是正し、正常の状態に戻すかに重点をおくべきであると考えるからです。

(2) 体にとって最も優しい治療、それは最も体への負担の少ない治療と言い換えることができるでしょう。
古く、薬は毒物であるという認識から出発した医療の歴史を考えますと、ただでさえ機能が不健全なアレルギー性体質の体に、さらに余分な負担のかかる薬物投与はできうる限り避けたいものです。
つまりステロイド剤のような薬に極力頼らないような治療方法が、長期のケアをしていく中では最も望ましいと言えましょう。
従いまして“針絡漢”療法では、針や経絡のような自然治療、そして薬を使う場合はできるだけ自然な薬草から構成される漢方薬を中心とした治療を行うことを原則としています。

“針絡漢®によるアトピー性皮膚炎の治療症例

診療の経過(40歳代、女性)

幼少期に小児喘息やアトピー性皮膚炎を発症して以来、常に喘息性気管支炎やアレルギー性鼻炎、および皮膚のただれ、痒みなどの症状に悩まされてきました。
物心ついてからの30余年間は、まさに毎日が闘病生活であったとご本人が表現されたように、病気は深刻かつ難治でした。 特にここ数年は仕事のストレスや疲れも重なり、年を追うごとに皮膚の状態は、ますます思わしくなくなってきました。
また病状も一層多様化し、消化器系(胃のもたれ、便秘など)、泌尿器系(頻尿など)および生殖器系(陰部のびらん、掻痒感など)にも及びました。また、夜間はかゆみからよく体を掻きむしるため、なかなか安眠もままならず、ますます気分的にも憂鬱傾向に拍車が掛かりました。
もちろんこれまでに民間療法を含めて、数多くの治療方法を試してきましたが、残念ながらどれ一つとして症状の根本的なコントロールまでには至りませんでした。

平成19年夏に、初めてDr呉の診察を受けた時には、アレルギー検査で多数のアレルゲンの強陽性反応が検出され、IgE抗体は正常値の25倍以上の高値を示していました。また、顔の強い火照り、不明熱、扁桃炎、四肢の冷感などの症状も見られ、かなり難治性のアトピー性疾患と診断し、まず体質改善を目的に“針絡漢”療法を開始しました。

治療の基本は、やはり「症例1」と同じように、目先の効果に捉われることなく、緩やかでも将来より長く安定した状態が得られるように工夫を凝らしました。最初の2~3か月間こそ体の熱感、発赤、皮疹および痒みなどの症状は一進一退でしたが、同年12月には、これらの症状が落ち着くという大きな転機を迎えました。そして翌年の2月ごろには、顔の火照りや肌のただれなどの諸病状もかなりの程度に緩和され、附図2のように体の一部に軽い苔鮮化を残すのみとなりました。
何より、この状態は治療が春先にご本人の都合により一旦中止してからも、長く保たれていました。

〈治療前〉
pic_case0201_01 額部
pic_case0201_02 顔部
pic_case0201_03 背部
pic_case0201_04 腰部

〈6M後〉
pic_case0202_01 額部
pic_case0202_02 顔部
pic_case0202_03 背部
pic_case0202_04 腰部

症例付図:アトピー性皮膚炎 40歳代 女性

院長のコメント

これまでの病気の根深さや長い経過を見たところ、もはや一般の治療法の限界を超えていると痛感させられた症例の一つです。 つまり、いくら抗アレルギー剤やステロイドなどのような強い消炎剤を投与し続けても、決して体から炎症反応が消え去るわけではありません。 薬によって体内に一時的に抑えられ、封じ込まれたアレルギー炎症の火種は、いずれ治療の力が及ばなくなった一瞬の隙に再燃し、場合によっては以前よりもさらに大きな炎を放つこととなります。確かに症状を一時的に和らげたい場合、対症療法は即効性があって大変有用ですが、長期戦になってくると、体力の消耗につれて再発や増悪、いわゆるリバウンドを起こしやすくなります。 それとは異なり、あくまでも自分自身の体の底力を上げながら、その力で体の内部に潜んでいる病、すなわち異常のアレルギー反応を癒していくことに着眼している“針絡漢”療法は、より高い安定した効

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